講座 乳癌と子宮癌
乳癌の看護
堀口 千代
1
1癌研究所附属病院
pp.38-39
発行日 1959年9月15日
Published Date 1959/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910923
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手術後は止血を確実にするために或程度の圧迫包帯をいたします。その後の手術創の治療は一般の無菌的手術創と同じく簡単に行われます。上腕を直角に保ち枕で支えて置き,7日〜10日から軽度の運動等を行つて,肩胛関節の運動障害や上肢の浮腫等を出来るだけ防ぎます。
手術後は当然一時的な患側上肢の運動機能障害がおこる。これは手術創がなおつてから後療法によつて回復させねばならない。このため色々な体操をおこなう。
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