講座 腫瘍マーカー—適応と限界・6
乳癌
妹尾 亘明
1
,
園尾 博司
1
,
大浜 寿博
1
,
芝田 努
1
1川崎医科大学内分泌外科
pp.1369-1371
発行日 1985年10月20日
Published Date 1985/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209146
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
癌関連物質として広義の腫瘍マーカーが多数報告されている.ここでは当科の乳癌症例に施行したCEA,L—DH,ALPのほかTPAなどの腫瘍マーカーとしての適応・限界と意義を解析した.すなわち,①乳癌早期診断への可能性,②術後予後の推定,③再発乳癌治療効果のモニターとしての有用性などである.
現在,乳癌に最も有用な腫瘍マーカーを乳癌研究会が研究課題としてとりあげ全国集計中であり,後日その結果が明らかにされるであろう.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.