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「蘭学事始」の記念碑
日本医史学会
pp.56
発行日 1958年5月15日
Published Date 1958/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910607
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日本の近代医学に黎明の光を点じた「蘭学事始」を記念する記念碑が,ゆかりの地築地聖路加病院に建てられる。日本医史学会では,杉田玄白らが蘭書「ターヘル・アナトミア」を訳し始めたゆかりの地,ゆかりの日を選んで3月5日,聖路加病院旧館中庭内,前野良沢自宅跡に先ず記念板を建てた。当日は聖路加病院長橋本寛敏博士,緒方富雄東大教授など関係者が参集,記念板の除幕式を行い,緒方博士の筆になる由緒書もナースによつて読み上げられ,看護史教育にも一役買うことになつた。正式の記念碑は年内に建設されるという。由緒書には次のように記されている。
蘭学の泉はここにわき出た
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