講座
結石のはなし
小田 正幸
1
1東京大学田坂内科
pp.17-18
発行日 1958年3月15日
Published Date 1958/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910551
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人体に石のできる病気といえば誰しもすぐ腎臓結石,膀胱結石,胆石等のことを考えるであろう。事実それらの病気はかなり多い頻度の疾病であり,そのいたみとか血尿とかいつた症状も素人でさえよく知つている。またその治療法については内科,外科,泌尿器科等のグレンツゲビートにある複雑さを除いては,一応の方針も確立されている。
しかしなぜ人間の身体の中に石ができるかという原因は今日までのところ明らかでない。
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