特集 こういう看護を何故すべきか
患者の運搬
間宮 秀子
1
1国立岡山病院附属高等看護学院
pp.176-185
発行日 1956年10月15日
Published Date 1956/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910217
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まえがき
運搬を必要とする患者は自分では動くことが出来ない患者である。即ち重症患者,衰弱した患者,手術前の基礎麻酔中の患者,安静を要する諸検査の為に歩行が出来かねる場合等である。
患者を運搬する場合は,(1)他動的運搬方法,((イ)運搬具を利用する場合と,(ロ)徒手運搬法)と,(2)患者の歩行を助ける,二つの方法がある。他動的運搬方法のうち,運搬具を利用する場合と,徒手運搬を行う方法のいずれにしても,運搬に関しての原則を見出すことができる。
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