特集 ナースに必要な癌の知識
内科を訪れる主要なる癌の臨床—胃癌・食道癌・肺臓癌・白血病の診断及び治療
田崎 勇三
1
1癌研究会附属病院内科
pp.81-86
発行日 1954年4月15日
Published Date 1954/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909553
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
癌は,あらゆる臟器や組織に発生するがその進行が,極めて徐々であるため,初期には大した自覚症状がなく,従つて早期に專門の医師を訪れることもなく,大切な時期を無駄に過してしまう場合が多い。内科に於て多く取扱われる主な癌としては,胃癌,食道癌,肺臟癌,白血病等があるが,以下順次その概略に就いて述べてみよう。
Copyright © 1954, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.