発行日 1953年12月15日
Published Date 1953/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909475
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手芸としての染色
看護のつれづれに手芸的な染色を楽しむことは,女性的な趣味としても,又実際実益の点からも興味あるものと思う。例えばクツションの生地を好みの色やデザインに染めてみるとか,又掛けぶとんの色あせたものに大柄模樣の絞り染めを施して更生してみるとか,芋版染めのテーブルセンターとか,又趣味の蝋染の壁掛けなどは手芸としても上品で,又それにより生活をも充分楽しめるものであろう。古い布を染めるときは洗濯し,又色をとつて染めるには,1%くらいの石鹸水で10分くらい煮てある程度色をおとし又その後,前に述べた漂白法を利用して脱色すると一層きれいな色に染められる。
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