発行日 1952年11月15日
Published Date 1952/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907164
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本症は乳幼兒とくに乳兒に甚だ多い疾患であつて,乳兒死亡の三大要素(先天性弱質,下痢症,肺炎)の1つであり,好發季節の冬季ともなれば小兒科病棟は肺炎患者で賑つたのであるが,最近は化學療法,抗生劑療法の目覺しい進歩により,肺炎患者は簡單に外來で治療され,入院する者は殆んどなく,且つ豫後も以前とは比較にならぬ程良好となり,肺炎死亡例は殆んど經驗しないという喜ぶべき状態となつたのである。
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