特集 意識障害者の介護教室—家族に自信と安心を
介護教室10年の取り組みからみえてきたこと
城 美奈子
1
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.902-908
発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906098
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介護教室はこうして始まった
当院は1985年に開設され,145床の病床(急性期病棟25床,生活期病棟63床,自立期病棟57床)と外来を有する,急性期の脳神経外科病院である。看護体制としては看護の責任を明確にするために,開院時から全フロアに個人受け持ち制+固定チーム制を取り入れ,急性期の看護に取り組んでいる.中でも意識障害者の看護の取り組みに力を入れてきた.
意識障害や重複生活障害を抱える人の家族や,身近な支援者を対象とした「介護教室」の取り組みは,1992年に始まり,年2回の開催で10年間が経過し,今年(2002年)5月に20回目を終えたところである.
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