特集 基礎と臨床から炎症性腸疾患を診る
炎症性腸疾患患者管理におけるmultidisciplinary approach(MDA)の実践:MDAの取り組みからみえてきた今後の課題
前本 篤男
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1札幌東徳洲会病院IBDセンター 副院長/IBDセンター長
キーワード:
チーム医療
,
treat to target
,
shared decision making
,
multidisciplinary team
Keyword:
チーム医療
,
treat to target
,
shared decision making
,
multidisciplinary team
pp.67-71
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.38.11_0067-0071
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近年,炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)の患者数は増加傾向にある。幼少時期から高齢まで発症の時期は拡がりをみせ,特に高齢者ではさまざまな疾患を抱えて多剤の薬剤管理が必要になることも多い。さらに近年,新たな検査法や治療法が開発され,長期の疾患管理の考え方が変わりつつあり,きめ細やかな管理が求められている。そのため,さまざまな職種のメディカルスタッフの協力や,多科あるいは地域医療機関における連携は,ますます重要になってきている。本稿では,IBDのチーム医療の現状と課題について述べたい。「KEY WORDS」チーム医療,treat to target,shared decision making,multidisciplinary team
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