特集 看護の仕事って何だろう?
【座談会】「語り」が明らかにするナースの“気づかい”—私たちの仕事の意味はここにある
佐藤 紀子
1
,
谷津 裕子
2
,
吉田 みつ子
2
1東京女子医科大学看護学部
2日本赤十字看護大学
pp.528-537
発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906084
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——今日は,約2年間にわたって10数名の現職婦長たちとともに「ベナー研究会」を続けてこられた佐藤さんと,日赤看護大学で「看護哲学研究会」を継続されている吉田さん,谷津さんに集まっていただきました.ベナー研究会と看護哲学研究会はこれまで交流はなかったということですが,この2つの研究会には2点,共通することがありそうです.1つは,臨床で展開されている看護をその体験者自身が“物語ること”の尊重であり,もう1つは“物語られた”看護の中に看護の価値や意義を認め,看護の知を見出していく作業です.では,それぞれの研究会の紹介からお願いします.
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