招待席
伊丹 仁朗—笑いと生きがいががんを倒す—“生きがい療法”とキラー細胞
深田 美香
1
,
伊丹 仁朗
2
1鳥取大学医学部保健学科
2柴田病院難治疾患研究部
pp.201-205
発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906000
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——伊丹先生は,がん治療に笑いやユーモアを取り入れておられますが,いつごろから取り組まれていたのですか.
伊丹 1991年に,笑いとナチュラルキラー細胞(以下,キラー細胞と略)の関係について研究を行ない,翌年の日本心身医学会で発表しました.「笑い」というと,文化的評価が低く扱われがちなので,「ふざけたテーマだ」とひんしゅくを買い,切り捨てられてしまうのではないかと思っていましたが,意外に好意的に受けとめられました.
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