連載 考える
ノマド医師のフランス医療探訪記第4回
新局面を迎える公立病院の労働運動—ロッチルド病院を訪ねて
重光 哲明
1
1外科
pp.784-788
発行日 1999年8月1日
Published Date 1999/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905910
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ロスチャイルドから受け継がれた公立病院
A 前回,サンタントワーヌ病院を訪ねて,フランスの大学病院センターで働く医師の話をしたけれども,その後アンテルヌ(インターン)の当直業務をめぐる一斉ストが起きたね.
Q 政府がアンテルヌの待遇改善案として,当直分の報酬を勤務時間免除(休暇)で代償しようという法案を準備したら,アンテルヌ側は,むしろ給与上乗せを要求したのがきっかけだったようですね.給与が低すぎるといって.
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