グラフ
患者さんの意思を重視した手づくりのホスピスケア—緩和ケア病棟を在宅ホスピスの後方病棟として位置づける坪井病院の取り組み
左近司 光明
1
,
八木 保
,
本誌編集室
1慈山会医学研究所附属坪井病院
pp.410-415
発行日 1998年5月1日
Published Date 1998/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905582
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福島県郡山市にある坪井病院は,福島県を含む東北地方南部で唯一のがん専門病院である.専門病院として,最先端の技術を使ったがんの予防・早期発見・集学的治療にあたる一方で,個々の患者の病期に応じてふさわしい医療を提供するため,看護職が中心となり外来での継続ケア,末期がん患者へのターミナルケアにも力を注いでいる.
患者のQOLを尊重したターミナルケアの場としてホスピス病棟があるが,この病院でのターミナルケアの特徴は,施設内ホスピスケアだけでなく,ホスピス病棟を後方ベッドとして位置づけた在宅ホスピスを意欲的に展開していることだ.
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