特別記事
エイズ治療・研究開発センターと専門ナース体制
石原 美和
1
1国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター
pp.946-949
発行日 1997年10月1日
Published Date 1997/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905445
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はじめに
昨年3月に厚生省と血液製剤により感染した患者や遺族からなるHIV訴訟原告団との間で和解が成立したことは,我々HIV医療に携わる看護職にとっても大きな意味を持つニュースであった.この和解をふまえたエイズ医療の恒久対策の1つとして,今年4月,国立国際医療センターに,「エイズ治療・研究開発センター」(以下エイズセンター)が設立された.
私は厚生省在職中からエイズセンターの設立準備にかかわった経緯もあり,7月1日付でエイズセンターの看護支援調整官として異動した.設立準備の経緯をふまえ,HIV医療に携わる読者の皆様へエイズセンターの紹介をしたい.
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