特集 情報の開示・共有について考える
—看護計画の開示・共有の試み・1—看護過程の十分な展開をめざして
宮﨑 伊久子
1
1大分県済生会日田病院
pp.1078-1083
発行日 1996年12月1日
Published Date 1996/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905227
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はじめに
1年ほど前から,患者に対するサービスの改善・向上を目的として,医療に対する第三者評価が行なわれるようになった.評価項目には当然のことながら「看護の適切な提供」という一項目が含まれている.看護の現場において「看護の適切な提供」を行なうためには,看護過程が十分に機能していなければならない.そのためには,実践の計画ともいえる,看護計画の充実が必要である.その計画が患者に伝わり,患者自身の声が反映されれば,患者にとって満足のいく看護につながるのではないだろうか.
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