特集 情報の開示・共有について考える
私たちの情報開示・共有活動—臨床薬剤師の場合
内山 敦子
1
1聖路加国際病院薬剤部
pp.1090-1093
発行日 1996年12月1日
Published Date 1996/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905229
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病棟に薬剤師が!
いったい何をしているの?
病院の薬剤師といえば調剤室でもくもくと調剤したり,暗い倉庫で薬品の管理をしているといった地味なイメージがあると思います.が,病棟のなかをよく見てみてください.一人,カルテをみたり,薬歴をチェックしているひとを見かけませんか?もし,そのようなひとがあなたの病院にもいたらこう尋ねてみてください.「あなたは,臨床薬剤師さんですか?」と.きっと「YES」の答えがかえってくるでしょう.
さて,ではいったいこの聞き慣れない「臨床薬剤師」とは何をする人なのでしょう.他の病院薬剤師とはどう違うのでしょうか? 薬剤師の立場からの患者さんに対する情報の開示と共有活動について理解していただくためにまず「臨床薬剤師」の仕事からお話するとしましょう.
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