連載 世界のリーダーに聞く・6
看護診断は医学モデル,看護の独自性を無視するものだ
ローズマリー リゾ パーシー
,
阿部 俊子
1
Toshiko Abe
1
1イリノイ大学シカゴ校看護博士課程
pp.536-539
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905104
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看護理論には好き嫌いがあるようだ.大学教員でも看護理論積極派と,あまりふれたがらない派とに分かれる.研究をする際には,その研究の方向性を定める概念の枠組み(Conceptual framework)が必要だが,看護理論でなくて,看護以外の分野の概念を使ったり,さらに自分で概念を組み立てる人などに分かれる.博士課程になると,既成の理論を使うよりは,自分で組み立てることを推奨される.しかし,大学によっては,看護理論を積極的に使うことをすすめているようだ(たとえば,テキサス大学,アラバマ大学など).
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