連載 当世フェミニン事情—ゆれる女性たち・9
食べ物で埋め合わせる日々よさようなら！！
高畠 克子
1
1東京都精神医学総合研究所
pp.476-479
発行日 1996年5月1日
Published Date 1996/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905090
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前々回と前回の2回は，若いカップルGさんたちの離婚の危機をめぐる事例を紹介したが，今回は再び若い独身女性のケースに戻って話をしようと思う．
Hさんは現在28歳で，病院でセラピストとして働いて6年になる．彼女の表向きの主訴は，ときどきやけ喰いをして困るというものだが，それほど困っている様子はみられず，本当の相談動機がどこにあるのか推しはかり難かった．
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