特集 がん患者の症状マネジメント
チーム医療が症状マネジメントを成功させる—「食」に関するアプローチを通して
加藤 チイ
1
1北里大学病院栄養部
pp.225-227
発行日 1996年3月1日
Published Date 1996/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905033
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はじめに
がんは日本人の死因の第1位であり,国民の4人に1人はがんで死亡している1).在宅医療の推進が図られてはいるが,がん患者の医療の中心はやはり病院であり,多くの患者は病院で闘病生活を送っている.病気をかかえているという特殊性はあるが,患者は病院でその人らしい生活を過ごすことができているのであろうか.
がん患者の「食」に関する問題は,病期,治療内容,年齢,などの違いにより多岐にわたっている.「食」に関する症状緩和について当院の状況を述べ,チーム医療によるアプローチの方法を考えてみたい.
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