連載 探訪Women's Movement・12(最終回)
等身大の新世代Movement
式田 秀子
1
1東京厚生年金病院
pp.898-901
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904901
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同じ病院の人たちであっても,ざっくばらんに話し合うということは,なかなかむずかしいように思います.ましてや,ほかの病院で仕事をしている仲間とは,知り合い,話をするだけのことでも結構むずかしいなあと日ごろから感じています.できれば,いろいろな人たちと知り合うことを自分への刺激にしたいし,考え方を広げるきっかけにしたいと思っているのですが,なかなかそうできていないのが現状です.
そのような思いから,私は『N3』という会にはいっています.看護婦もネツトワークをつくって,もっともっと横のつながりをもとう,そして,情報交換をして元気の素にしようという主旨の会です.同じ職業をもつ人たちと知り合うことだけで,とても新鮮であったり,いろいろな考え方を知ることができたり,自分の悩みを話すことで気持ちが整理できたりと,予想以上に自分に返ってくるものが大きいことに驚くことがあります.また,その会ではイベントを企画して実施したりするので,看護婦という職業だけでは味わうことのできない充実感や満足感を体験することもできました.
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