特集 見直しすすむ交替制勤務
今,なぜ2交替制勤務を求めるのか
甲屋 早苗
1
1聖路加国際病院
pp.216-219
発行日 1995年3月1日
Published Date 1995/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904756
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はじめに
当院は,1992年5月に新病院へと移転し,340床から520床へ増床となった.しかし,一般病棟における1看護単位の病床数は旧病院と変わらず,35床である.
新病院へ移転後,物品の定数管理システム・搬送システム・コンピュータシステム等の導入により,一部看護業務の省力化は図られた.しかし,患者のプライバシーの尊重とアメニティの向上を志向し,一般病棟は全室個室となったため,看護婦の動線に変化が生じた.また,ICUの入室基準が強化され,それまではICUで管理していたレベルの患者を,一般病棟でも管理することになった.さらに,同年8月より救急センターを開設,第2次救急まで受け入れることになったため,救急入院の件数が増加した.一方,患者の平均在院日数は短縮の傾向にあった.
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