特集 見直しすすむ交替制勤務
変則3交替制勤務実施1年を経過して
寺川 日出子
1
,
小畑 三千代
1
,
岡田 君子
1
1東京都立大久保病院看護科
pp.210-215
発行日 1995年3月1日
Published Date 1995/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904755
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大久保病院の概要と看護科の課題
東京都立大久保病院は,1993年7月30日に第1次開設.翌94年5月10日に全面開設をした,ベッド数300床,16診療科という中規模の病院である.都立病院としての基本的役割のほか,①健康作り関連医療,②腎医療,③リハビリテーション医療,④救急医療の4分野に重点的機能を持ち,時代に応じた少数精鋭を重視した病院である.
21世紀を目前にして,新たに開かれた当院の看護科には大きな命題があった.それは,本格的な高齢社会の到来を迎え,質量ともに多様化する看護ニーズに応えるため,第1に患者のQOLの向上をめざした看護の専門性の追求と,高度な看護実践を可能とする看護集団の醸成を図ること.第2に看護婦の働く意欲の高揚とその定着化を目的とする,働きやすい環境作りを具体化することである.
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