特集 ジレンマと向き合う
ターミナル場面で感じる7つの疑問—倫理的側面から
西森 三保子
1
1京都大学胸部疾患研究所附属病院
pp.898-900
発行日 1994年10月1日
Published Date 1994/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904649
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はじめに
看護婦であれば誰しも,ターミナルケアにおける意思決定過程で倫理的配慮が欠けていることにジレンマを感じていることだろう.その上,倫理が問われる場面で看護婦の参加が無視されるとしたら,ジレンマは一層増大することだろう.
私は,大学病院で婦長として勤務するかたわら,医学部・医の倫理委員会に1メンバーとして加わっている.臨床で倫理を問われる場面が多い中,その意思決定過程への参加は必要なことだと日々確信している.
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