連載 カラーグラフ
このひと'94
梅津晶子さん—日本HIV看護ネットワーク運営委員
pp.385
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904526
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「在宅でのHIV看護の可能性を研究」
昨(1993)年11月,看護婦自らの手による「日本HIV看護ネットワーク」が設立された.「日本におけるHIV看護の向上をめざし,情報収集,提供,教育,研究の推進を図り,HIV看護のネットーワークを広げ,社会に寄与する」を目的に,現在の会員は140名を越えた.梅津さんは,その設立メンバーの1人であり,会長である折津礼子氏と同じ職場(横浜市立大学医学部附属病院結核・感染症病棟)に勤務している.
「現在のところ有効な治療薬もなく,ともすれば長期の闘病生活を余儀なくされる患者は,臨床で受け入れていくにも限度がある.これからは,地域の中で共存することの意味を探りながら,偏見,差別のない治療環境を作ること,在宅で過こせる方策を考えていきたい.そのために調査研究を一層進めます」と語る.
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