連載 [リレーレポート]いきいき看護研究・6
—岩手県立中央病院—自主的看護研究をめざして
中野 美智子
1,2
,
佐々木 清子
1
,
小成 澄江
1
1岩手県立中央病院看護部
2看護研究委員会
pp.250-253
発行日 1994年3月1日
Published Date 1994/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904492
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看護研究の積み重ねによる成果
岩手県は,全国一の規模を誇る医療網を有し,28の県立病院を抱えている.その中枢である県立中央病院は,1950年に岩手県立盛岡病院として144床で開設し,1960年には岩手県立中央病院と改称 380床に増床された.さらに1972年には,成人病センターが増設され542床となり,1987年には現在の地に新築移転,730床規模にまで拡大してきた.
当院の基本方針には,①県民のニーズに対応し高度医療の提供,②本県医療の水準の向上に寄与する,③地域社会に密着した保健医療の活動,の3点が掲げられている.新築移転に伴い設備が充実したが,県民からはハード面だけでなく看護の質が問われているとの認識を持ち,現場では業務改善,接遇のあり方,院内研修などについて盛んに検討が進められ,現在その結果が報告されているところである.
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