連載 病院めぐり
岩手県立宮古病院
善積 昇
1
1岩手県立宮古病院
pp.869
発行日 2009年6月10日
Published Date 2009/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102125
- 有料閲覧
- 文献概要
岩手県は四国4県に匹敵する広大な面積を有し,交通の利便性が悪く,永年医療過疎に喘いできました.無医村に医療の灯りをとの先人の苦闘の末,「県下にあまねく良質な医療の均てん」を理念としたわが国でも類をみない県営医療が発展してきました.
県土は9つの2次医療圏に分けられていますが,岩手県立宮古病院は宮古医療圏(宮古市など1市2町村,人口約10万人)の基幹病院として,高度・特殊医療を担う盛岡市の岩手医大附属病院や県立中央病院と機能分担しながら,地域完結型の医療を提供しています.標榜診療科は20科,病床数は387床で,平成12年には永年の地域医療への貢献から自治体立優良病院表彰を受けています.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.