特別記事
「看護業務検討会」報告書の考え方
嶋崎 佐智子
1
1日本看護協会・看護業務検討会
pp.41-47
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904444
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はじめに
「看護業務検討会」は,1991(平成3)年3月の「保健医療・福祉マンパワー対策本部中間報告」において,看護婦等の確保のための将来的な方向として,看護業務の見直しの必要性が提言されたことを受けて,厚生省健康政策局長の私的懇談会として設置されたものであった.
医療機関における患者ケアの維持,向上を図るには,診療機能に並行して看護の質の確保が重要であること,そのために,看護有資格者が専門性を発揮して看護実践ができる環境にする必要があることは,病院関係者がよく知っていることである.当然,各施設での実際対応が行なわれてもいた.
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