連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・25
「移行教育検討会」の報告書まとまる
pp.450-467
発行日 1999年6月25日
Published Date 1999/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902080
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4月21日開催の「第12回准看護婦の移行教育に関する検討会」は,はじめに報告書(案)修正箇所の説明があり,その後討議に入ったが,報告書(案)については大きな議論はなく,最終調整を黒川座長に一任するという形で討議を終えた.
「看護協会としては満足する結果ではない.移行教育を実施したくないわけではないが,看護職の統合が決まらないうちは慎重に対応する」(岡谷委員).これに続いて委員1人ひとりが発言,とくに准看護婦の養成停止・存続についてはほとんどの委員が言及し,あらためて検討する場所を設けてほしいという意見が多く出された.「医師会として,あくまで3層構造を主張するが,決まったことには文句は言わない.移行教育にはできる限りの協力をする」(河崎委員)「養成停止も大事だが,それ以上に現在移行教育を待っている准看護婦のために,すみやかな実施を望む」(川島委員)など,それぞれの立場からの意見を述べた.
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