連載 始めよう!PRIMARY NURSINGプライマリナーシングStep・3
“看護をみんなで味わう”ということ
野並 葉子
1
1兵庫県立看護大学
pp.1132-1135
発行日 1993年12月1日
Published Date 1993/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904426
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
プライマリナーシングを実施・発展させていくうえで欠くことができないこととして,「個」としてのナースをサポートする「グループ」あるいは「チーム」づくりがあげられます.このグループは,自然発生的にできるものではなく,看護実践者同士の真摯な個の尊重,信頼,支援などを持ち合わせた集団で,みんなで作っていくものです.
すでに看護チームや病棟というグループがあるではないか,という意見もあると思いますが,現在あるグループは,管理単位としては機能していますが,専門職集団として切磋琢磨していくグループにはなっていません.看護のような実践の科学において,実践の中から知恵をどう汲み上げ,分かちあい,体系化していくかという時には「実践グループ」が重要になります.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.