特集 院内感染最新事情
[座談会]インフェクションコントロールナースの現状と役割
林 滋子
1
,
篠木 絵理
3
,
休波 茂子
3
,
矢野 久子
1
,
田中 一枝
1
,
今井 栄子
2
1北里大学
2慶応義塾大学病院
3北里大学大学院修士課程
pp.803-809
発行日 1993年9月1日
Published Date 1993/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904346
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感染予防の現状は
林 院内感染が病院内外で大きくクローズアップされている現在,ICN(インフェクションコントロールナース)の必要性もまた問われているのではないかと思います.欧米におけるICNの役割は,文献や資料としては紹介されていますが,日本ではまだ確立された分野ではないという現実もあるかと思います.そこで,今日はICNの日本における役割,期待されるもの,将来性というものを,これからこの道を進もうとしている方々に話していただきたいと思います.
まず,今年北里大学大学院の修士課程に入られた篠木さんから.篠木さんは臨床経験が5年あります.その経験から,また感染看護学を学ぼうとした動機などを話していただけますか.
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