インフルエンザ診療の新展開 パンデミックを視野に入れた戦略
予防と対策 ワクチンとインフェクションコントロール ワクチンは有効か
池松 秀之
1
1原土井病院 臨床研究部
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
インフルエンザワクチン
,
赤血球凝集抑制テスト
,
予防接種
Keyword:
Hemagglutination Inhibition Tests
,
Influenza, Human
,
Influenza Vaccines
,
Vaccination
pp.835-838
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007076263
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インフルエンザの予防においては、現時点ではワクチンが第一選択である。ワクチンの有効率は、一般に70%前後とされている。ワクチンに使用される株は流行するウイルスの抗原性を推定して選択され、流行株との抗原性の一致がわるい場合はワクチンの効果が低下すると考えられる。高齢者はワクチンの恩恵をもっとも受ける対象であり、積極的にワクチンを接種すべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2006