学生の広場
患者との人間関係についての一考察—コミュニケーションのとれない場面を振り返って
芝田 さおり
1
,
佐川 秀美
1
1松山赤十字看護専門学校
pp.428-433
発行日 1993年5月1日
Published Date 1993/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904268
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はじめに
臨床実習に出るようになり,看護を実施していく上で,患者—看護者間の人間関係の大切さを実感するようになった.患者との人間関係がうまくいき,患者が必要としている看護が行なえ,患者がよりよい状態になればよいが,いつもそうであるとは限らない.
これまでの私の実習体験を振り返ってみると,患者が拒否的な態度をとったり,言葉を発したりする場面があった.それは,私の患者への洞察力の不足やコミュニケーションのとり方の問題,また援助行為の経験不足,技術の未熟であったからかもしれない.
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