特集 初の専門看護婦誕生か—日本救急医学会看護部会の試案をめぐって
認定救急看護婦の誕生で現場はどう変わるか
石井 か代
1
1北里大学病院看護科
pp.410-411
発行日 1993年5月1日
Published Date 1993/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904264
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日本救急医学会看護部会は,1991年の総会で「専門看護婦」育成の方向確認し,翌年の総会では「学会認定救急看護婦」育成のための試案を明示した.
試案に基づき,今後育成されようとしている「認定看護婦」の導入によって看護の現場がどう変わるか,そのポイントになるのは,「認定看護婦」が,①どういう働きをするのか,②どのように受け入れられるのか,の2点だと考える.現時点ではそれぞれの施設によって「専門看護婦」の位置づけ・役割,処遇などに違いが出てくるので一律に述べるのは難しい.今回は北里大学病院を例にあげて,この2点について述べてみたい.
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