連載 思い出すけっち[あの人、あの時、あの言葉]・35
戦後史に看護の確かな足取りをみる
山田 ヒサイ
1
1新潟県立がんセンター新潟病院看護部
pp.270-271
発行日 1993年3月1日
Published Date 1993/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904229
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出会いの中の学び
私が職域病院の附属看護婦養成所を卒業した戦時中は,一般看護法を含めてすべての科目は医師が講師でした.日常業務も診療介助中心で,これが当然なのだと思っていました.終戦後,ようやく再教育の必要性が認識され,社会教育を始め,専門教育にも卒後研修の制度が取り入れられるようになり,最近では生涯教育が常識化されています.私は在職中,いろいろな研修の機会に恵まれ,その中で自分なりの看護観を育てることができたと考えています.
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