特集 「寝たきり」の芽は急性期に摘む!
【整形外科】脊髄損傷直後からのリハビリテーション—座位,食事から移乗まで
西村 由紀
1
,
池庄司 和子
1
,
植田 尊善
1
1労働福祉事業団総合せき損センター
pp.1100-1106
発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904088
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総合せき損センターは,主に外傷により脊髄を損傷した患者が早期に社会復帰へ向かえるよう手術やリハビリテーション(以下,リハ)を行なっている.平成13年度の統計によると,変性疾患も含め年間883名の新入院患者のうち,頸髄損傷患者が118名,胸髄・腰髄損傷患者が69名である.また,整形外科手術件数は648例である.当センターでは,これらほとんどの症例において,手術後は1-2日後から,手術適応でない患者はその日からカラーやコルセットなどの装具を装着し,リハが開始される.今回は当センターで,看護師が取り組んでいる脊髄損傷患者(脊損患者)への早期リハのポイントを紹介する.
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