招待席
鮎澤 純子—医療現場は変わった,もっと変われる—2002年のリスクマネジメント
鮎澤 純子
1
,
平林 明美
2
1九州大学大学院医学研究院
2横浜市立大学医学部附属病院看護部
pp.301-305
発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903932
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——1999年1月に当院で起きた患者取り違え事故のあと,横浜市は患者の立場に立った医療の安全管理推進を緊急課題とし,組織の整備と人材育成に着手しました.市立病院合同の合宿研修ではじめてお目にかかってから2年以上がたちました.先生は医療におけるリスクマネジメントの第一人者として,概念の普及に大きな貢献をなされました.いま,日本の医療現場におけるリスクマネジメント概念の普及と実践の現状について,率直な印象をお聞かせください.
鮎澤 あれから2年以上といわれて,ああもうそんなになるのだなと改めて思います.これまでの歳月を振りかえりつついまを考えると,「それでもこんなに変わった」というのが率直な感想です.
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