現場から 調査・研究
冷罨法における末梢循環障害を考える—頭部外傷患者の事例をとおして
森村 明美
1
,
井手 薫
1
,
清水 美由紀
1
1川ロ市立医療センター
pp.192-193
発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903678
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●はじめに
当病棟は救命救急センター後方病棟で,急性期を脱した亜急性期の看護およびリハビリテーション,退院または転院に向けての援助を主としている.病院の立地条件により,交通事故による頭部外傷患者の比率は,ここ2,3年,増加傾向にあり,20代前半から30代後半の頭部外傷患者が全体の40%を占めている.交通外傷における患者のリスクは高く,回復過程においてさまざまな問題を伴うが,今回は,発熱に対する冷罨法実施に伴う末梢の循環障害に着目した.
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