フロントライン・2000 用具・器械
福祉用具の医療領域への導入を考える
上本野 唱子
1
1三重県立看護大学
pp.1028-1034
発行日 2000年11月1日
Published Date 2000/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903592
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はじめに
高齢社会の進展により,福祉用具が脚光を浴びつつある.福祉用具は生活を支援する用具である.平成5年に福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律が施行されて以後,商品の開発はめざましくなり,質や種類も豊富になってきている.種々の福祉用具をみていると,医療の現場(生命支援)に導入することにより,患者の療養生活の質が向上するのではないかと思われるものもいくつか目にすることができる.
今回,生活を支援する福祉用具を生命支援の場である医療施設に導入することにより,患者の利益になると考えられる用具について考察した.
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