特集1 —ナースも患者も気持ちいい—臨床看護の用具と工夫
病院内での患者の自立と看護用具
上本野 唱子
1
1三重県立看護大学
pp.431-434
発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906029
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臨床の援助関係において「ナースも患者も気持ちいい」時というのはどんな時であろうか.それはたぶん,あうんの呼吸で援助が行なわれ,看護者にとっても患者にとっても,心理的,身体的負担が少ない時ではないかと思う.患者がして欲しい時にして欲しい援助が負担なく受けられる,看護者も身体的な負担が極力少ない状態で援助が行なえる.このような援助が行なわれている時,その背景には「援助を受ける者の自立」と,「看護用具の工夫」が存在するのではないかと考えた.新しい視点から,援助のありかたについて考察してみたい.
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