連載 考える
日常看護のブラッシュアップ 患者中心の看護をめざして・6
オストメイトも快適な入浴を
菅澤 京子
1
,
小川 浩子
1
,
白山 昌江
1
,
郡司 京子
2
,
礒部 満子
3
1千葉県立佐原病院外科病棟
2国立がんセンター東病院
3千葉県立佐原病院
pp.860-865
発行日 2000年9月1日
Published Date 2000/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903555
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はじめに
当院では,ストーマを造設した患者に対し,病棟看護婦によるストーマ外来を行なっています.入院中は主にセルフケアの指導をし,退院後は快適な社会生活を送れるようセルフケアのフォローと日常生活指導や社会復帰の支援をしています.1997年に月1回のストーマ外来を開設しましたが,オストメイトの増加に伴って本年より月2回としました.しかし,ある患者との会話から,限られた時間のなかでは局所のケアが優先してしまい,生活支援までは行き届いていなかったのではないかと思いました.そこで今回,私たちがこれまでに行なってきた指導をオストメイトの入浴に焦点を当てて振り返ってみます.
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