連載 考える
ターミナルケアからの歩み—一看護婦の「物語」・5
死を巡る葛藤と組織
竹内 輝江
1
1大阪府立病院外科病棟
pp.476-480
発行日 2000年5月1日
Published Date 2000/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903473
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当惑を感じた日本の病院の日常風景
末期がんを専門とするニューヨークのキャルバリー病院で患者サービスに従事し,キュブラー・ロスのワークショップにも参加した私は,帰国後,再び総合病院の内科病棟で働くようになりました.
けれど正直いって,最初は当惑することばかりでした.キャルバリー病院の環境に慣れてしまうと,どこにでもある「日本の病院の日常」は,不可思議なことだらけにみえたのです.
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