JJN Essay
看護学生として3大学連続シンポジウムを企画して
浅田 美和
1
1聖路加看護大学
pp.244-248
発行日 2000年3月1日
Published Date 2000/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903425
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3大学の学生が協力して,1つのテーマを深めよう
「年に1度の学園祭.学生が楽しめるお祭りとしてだけでなく,日頃の学びを発表する場として,また医療職を志す私たち学生と地域の方々との交流の場として,何かできないだろうか」という思いをもっていた私たち聖路加看護大学学園祭実行委員会が,たまたま同じ思いをもつ東京慈恵会医科大学,東京医科大学の学園祭実行委員会の皆さんと知り合いました.そしてともに話し合う中で,医学生・看護学生という枠を越えた同じ医療者を目指す学生として,3大学の学園祭実行委員会が協力して1つのテーマをより深める連続シンポジウムを企画しました.
シンポジウムのテーマとして,「ターミナルケア」が提案されました.というのも,医療を学ぶ学生であれば,誰でも多少なりとも興味をもっている分野であるものの,学生のうちから学ぶ機会や方法は限られていて,漠然としたイメージしかもてていないのが実際のところだからです.そこで,学生自身が企画・運営するシンポジウムを通じて,より多くの学生に,新たな視点でターミナルケアを考えるきっかけを与えることができたらよいと考えたのです.
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