特集 新しい排泄ケアの視点から尿道留置カテーテルを考える
私たちの行なった長期留置患者に対するカテーテル抜去の試み
昆野 順子
1
,
西村 かおる
2,3
,
小長谷 孝代
1
,
星野 早苗
1
1久我山病院訪問看護室
2コンチネンスジャパン株式会社
3日本コンチネンス協会
pp.49-54
発行日 2000年1月1日
Published Date 2000/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903377
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はじめに
訪問看護を必要とする1つの理由に留置カテーテルの管理がある.留置カテーテルの管理がうまくできるかどうかは,本人だけではなく,家族のQOLにも大きく関与する.
しかしながら,病院で留置カテーテルを挿入したまま退院した場合,その後の管理だけをまかされ,その使用理由が明確でないことが多い.管理だけを引き継いだとき,抜去を考えるよりも,依頼された管理ケアが習慣化されている傾向は否めない.
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