Japanese
English
特集 T-tubeと胆道鏡
T-tubeの留置と抜去—私はこうしている
Insertion and removal of T-tube
石山 和夫
1
,
岡本 哲彦
1
,
固武 健二郎
1
Kazuo ISHIYAMA
1
1国立東京第2病院外科
pp.813-817
発行日 1978年6月20日
Published Date 1978/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206964
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はじめに
Kehr (1909)1)によつてその有用性が提唱されたT-tubeによる胆汁誘導の手段は,胆道外科領域において,胆管内減圧,胆管内容のドレナージ,胆管Splintなどに応用されるのみならず,胆道直接造影や胆道鏡などの胆道検索の経路設置の面からもその臨床的価値は無視できないものがある.しかしT-tube設置の適用,誘導方法および型式や材質などに関しての問題も少なくない.これらの点について,総胆管に対するT-tube誘導術の設置と抜去を中心にわれわれの行なつている方法と見解を述べてみた.
対象とした症例はわれわわれの施設において過去7年間にT-tube誘導術を行なつた120例である(表1).
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