特集 新しい排泄ケアの視点から尿道留置カテーテルを考える
[Topics・1]留置カテーテルと感染について
大湾 知子
1,2
1琉球大学医学部保健学科
2琉球大学医学部附属病院感染対策専門
pp.55-57
発行日 2000年1月1日
Published Date 2000/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903378
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
留置カテーテルの使用目的は,短期留置では尿量測定,尿路の閉塞防止,自力排尿の補助,外科的手術後の全身管理などであり,長期留置では蓄尿や排尿障害の軽減である.
留置カテーテルを有効に使用するには,とくに感染症の合併に注意する必要がある.留置カテーテルを価値ある道具とするかしないかは,使用する患者に問題がなければ,感染症を防ぐための医療スタッフの適切なカテーテル挿入操作と維持管理によって決定されるといっても過言ではない.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.