研究と報告
外来における服薬指導—患者の服薬に関する意識とノンコンプライアンスの実態を通して考える
川田 陽子
1
,
田中 瑠美子
2
1香川県立中央病院神経内科
2香川県立中央病院
pp.334-338
発行日 1992年4月1日
Published Date 1992/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900611
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,ノンコンプライアンス(実際に処方通り薬を飲んでいないこと)の問題や服薬指導の重要性が指摘されている.
神経内科においては,パーキソン病のように薬の服薬方法だけで日常生活動作に大きく影響するもの,てんかんのような発作性疾患で長期間継続して服薬が必要なもの,また,神経症や心身症のように症状の程度や生活状態に合わせて,セルフコントロールの可能なものなどさまざまであり,疾患や患者個々に合わせた指導が必要である.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.