連載 スウェーデンからこんにちは・12(最終回)
人に優しい医療,福祉,社会
本間 マサ子
1
1ブラッケベリィ病院
pp.268-271
発行日 1992年3月1日
Published Date 1992/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900591
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日本からのお客さん
みなさん,こんにちは.ご機嫌いかがですか.つい最近,日本からお客さんが見えました.ある病院の名誉院長をしておられるK先生です.気さくなお人柄で,話をしていても楽しく,若々しいのが印象的でした.私は先生をブラッケベリー病院に案内して,帰りに駅まで送って行きました.
その時先生は.「自然環境が本当にすばらしい.森がこんなに近くにあって,緑がいっぱいですね。リスもウサギもバンビもいるんですか.ああ,あれが学校ですね.幼稚園もこんなに近くにあって,図書館も映画館も食料品店も薬局もありますね.あれはレストランですか,それに衣料品店も.生活のためのすべての施設が住宅街に集まっているのですね」と私にとっては見慣れた風景に,目を輝かせて話されるのです.
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