連載 より良い終焉を求めて[国立療養所松戸病院PCU病棟の取り組み]・2
ケースカンファレンス・1
1日1日の重さを教えてくれたNさん—卵巣腫瘍末期のNさんと看護チームの死に対する思いのズレ
吉田 喜久子
1
,
永田 伸子
1
,
新井 喜代子
1
,
梅田 睦子
1
,
冨野 多津子
1
,
大田 久子
2
1国立療養所松戸病院緩和ケア病棟
2国立療養所松戸病院看護部
pp.1034-1039
発行日 1991年11月1日
Published Date 1991/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900505
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事例の紹介
N. K. さん,57歳,女性.華道教授をした後,法律事務所勤務の経験あり.3人姉妹の長女,キーパーソンである次女とともに未婚.母親を直腸癌で亡くし,父親も入院中であるため,一家の中心的存在であった.
性格はしっかりしており,物事はきちんとしていなければ気が済まず,自分のことは自分で決めるタイプであった.
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