Lecture
―呼吸理学療法再考―急性呼吸不全に対する腹臥位療法の効果
丸川 征四郎
1
1医療法人医誠会病院 救急診療センター
pp.32-42
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101670
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急性呼吸不全に対する呼吸理学療法には、胸壁振動・軽打、呼吸訓練、吸入療法など、さまざまなものがあります。しかし、その歴史はまだ浅く、科学的なエビデンスという点からみても、疑問符のつくものが多く含まれています。
ここでは、急性呼吸不全に対する腹臥位療法の効果について、歴史的な位置づけ、末梢気道の気道分泌物管理、実施法の3点から検討します。(本稿は、2008年12月7日、聖路加看護大学で行われた、第10回腹臥位療法推進研究会での講演をもとに再構成したものです)。
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